東京プロボンド市場
東京プロボンド市場とは、東京証券所が運営し、主にプロの投資家向けの債券市場です。2011年5月に創設されました。
以前は、サムライ債(円建て外債)の発行には、日本語で開示しないといけなかったり弁護士費用がかかるなど、発行体にコストがかかっていましたが、東京プロボンド市場では英語のみの開示、また国際会計基準及び米国会計基準を採用していることから様々な通貨での発行にも対応しており、発行体としては以前と比較しても格段に起債しやすくなりました。
発行体のメリットとしては、手続きや事務負担が軽減したことから、より柔軟に債券の発行が行えるようになりました。
国内の投資家にとってのメリットは、投資ユニバースが拡大したことで、より多様な社債の投資を可能になったことです。
2018年1月には、ESG債券の市場発展を目指すため、グリーンボンドやソーシャルボンドのプラットフォームを設定しました。
2020年2月には、地方公共団体金融機構(JFM)がはじめてユーロ建てのグリーンボンドをプロボンド市場で上場させました。
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